第4回法学部ゼミ対抗ディベート大会の本選(準決勝・決勝)が、11月8日(土)、愛大祭で賑やかな名古屋校舎で行われました。
ゼミというのは、特定の分野を専門的に研究するための少人数のクラスのことです。ディベートというのは、出場する各チームが、あるテーマを肯定する立場と否定する立場に分かれて、一定のルールのもとで議論を戦わせ、審判がその勝敗を決する競技のことです。
法学部では、学生の「議論する能力」を向上するために、毎年この大会を開催しています。
法学部ディベート大会は、3年生から所属する「専門演習」というゼミの対抗戦となっていて、それぞれの専門演習を代表する3〜5人を選手としたチームが出場します。例年、ゼミ同士の意地とプライドがぶつかりあい、かなり白熱した試合が展開されています。
今年のディベート・テーマは、「日本は、選挙権の年齢要件を満18年以上とすべきである。是か非か。」というものでした。過去の大会と同じく、今回も実際に社会で注目を集めている政策課題が取り上げられました。
このテーマに対して、12チームからの出場があり、10月12日(日)・車道校舎での厳しい予選を勝ち抜いた4チームが、本選(準決勝・決勝)に臨みました。
各チームの実力は伯仲していて、どのチームが優勝してもおかしくないほどでした。審査の結果、優勝は刑事法を専攻する緑ゼミチーム、準優勝は民事手続法を専攻する片野ゼミチームということになりました。どちらも初出場のチームということで、ご来場いただいたお客様から大きな祝福を受けていました。
このように法学部ディベート大会は、学生同士が切磋琢磨し活躍する晴れ舞台です。その一方で、選手以外にも多くの学生委員が裏方としてこの大会に参加しています。
学生委員は、5月から毎週1回、会合を開いて、テーマの設定など大会の準備をしてきました。当日も、会場の設営、審判などの運営面を担いました。大会が無事に終わった瞬間は、彼ら40人の学生委員の努力が実った瞬間でもありました。 |